羽生善治の凄さとは?わかりやすく野球に例えてみた!【将棋2022】

羽生善治の凄さ! エンタメ
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将棋界のレジェンド羽生善治さんをピックアップしてみたいと思います。

羽生善治さんは現在では少し衰えてはいるものの、その輝かしい功績は将棋界ではNo.1の凄い棋士です。

そんな羽生善治さんですが、かなり凄い成績を残してはいるものの、将棋の世界を知らない方にとってはどれほど凄いのかというのはとてもわかりにくいものです。

なので今回は、羽生善治さんの凄さというものを将棋経歴などの難しい言葉ではなく、わかりやすくお伝えしたいと思います。

後半では、わかりやすく野球を例にとってお伝えさせていただきます。

  • 羽生善治の凄さとは?
  • 羽生善治の凄さをわかりやすく野球で例えてみた!
  • 羽生善治の将棋

Contents

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羽生善治の凄さとは?

羽生善治さんの凄さって将棋のプロの世界に興味がないとわからないものです。

羽生善治は、

最多永世称号獲得 →8冠「永世竜王、永世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世棋聖、永世王将、名誉NHK杯選手権者」

引用:ウィキペディア

という、偉業を成し遂げていますが、正直難しいですよね。

詳しい方なら羽生善治さんの凄さを経歴だけで判断できると思います。

そこまで詳しくないけど、羽生善治さんの凄さを知りたい感じたいと思われる方のためにわかりやすくお伝えしたいと思います。

まずは「羽生マジック」という言葉を見てみましょう。

「羽生マジック」とは?

羽生善治さんの将棋には、天才的であり野性的な印象を持たされます。

みなさん「羽生マジック」という言葉をご存じですか?

これは、羽生善治さんの放つ絶妙手のこと。

プロキ棋士という天才集団からも「マジック」といわれ、その野性的な一手は「んん?なぜ??」と感じさせる妙な手なんです。

羽生善治さんの対局をテレビで中継されていることもあります。

中盤から終盤にかけて解説しているプ棋士の方々が思わず「えっ?」と驚く手を羽生善治さんが打つことが あります。

そして、数手進むと、

「ああ・・・そういうことか!」

というようになるんですね。

プロ棋士たちにそのように思わせてしまうような手を打つのが羽生善治さんであり「羽生マジック」と 呼ばれている所以なんです。

相手の懐に飛び込む!

相手の懐で倒すというのが羽生善治さんの戦いです。

相撲を見ていると聞いたことがあるかもしれませんが、

「得意の右四つの態勢に持っていくことができるか!」

という言葉を聞いたことがありませんか。

これは勝負において自分の有利な体制に持っていけるかどうかということですね。

柔道なら、組手争いで自分の有利な組手を確保することで勝負の流れを作ります。

将棋でも同じで、自分の得意な戦法で攻めていくのですが、羽生善治さんの将棋というのはあえて相手の懐に飛び込み、相手の得意とする戦法の中で戦っていくんです

相手の心を折るほどの強さ!

自分の得意な戦法で負けてしまえば、たまったもんじゃありません。

これまで研究して作り上げた自分の将棋が通用しないということであり、負けたという以上にショックが大きく「潰された」という感覚になってしまうそうなんです。

まだ自分の戦法をさせてもらえなかったのならまだマシですが、自分の有利な形に持っていけたにも関わらず負けてしまうんですからこれはたまらないと思いますね。

いやほんと凄い勝負勘です。 

過去に、「永世竜王」という凄い立場であった渡辺明氏が羽生善治さんに敗戦した時に語ったのが、

「 私にとって、この勝負は今まで培ってきた私の将棋観を全否定されてしまった敗戦ですね」

と、語られています。

羽生善治の凄さをわかりやすく野球で例えてみた!

野球イメージ

羽生善治さんの凄さを野球を例にとってエピソードなども合わせてご紹介したいと思います。

野球選手に例えると?

羽生善治さんの将棋を野球に例えてお話ししてみます。

羽生善治さんを野球選手に例えると、まさしく「イチロー」ではないでしょうか。

これまで数々の記録を打ち立ててきた野球界のレジェンドですね。

ちなみに、 藤井聡太さんを比較して野球選手に例えると、「大谷翔平選手」ではないかと思います。

「イチロー」あの野性的な勘と、あっと驚かせるようなプレイを見せてくれるところ、そして誰もが成し得なかった記録を打ち立てる精神力は、羽生善治さんも同じぐらいのものを持っていると感じます。

野球と将棋では全く違うものではありますが、例えにさせていただくと思い浮かぶのが「イチロー」です。

ラッキーは必要ない!

野球の試合で例えてみたいと思います。

2-2の同点。

9回裏2アウトランナー3塁の場面で、あなたがバッターボックスに

そして、初球を思い切り振り切ったものの芯がずれてしまい、外野の深いところへのフライがあがります。

その時あなたはどう思いますか。

「エラーしてくれ!」

「落としてくれ!」

と、祈るんじゃないでしょうか。

そして、願ったように外野がエラーをします。

結果、タッチアップで決勝点が入り勝負に勝つことができました。

ベンチも大騒ぎでしょう。

そう、これがラッキーというものです

相手のミスで勝てたということですね。

将棋の世界でも、相手がミスをすることで形勢逆転ということもよくあることです。

「疑問手」とも呼ばれ、有利だったものが不利になってしまい、形成を少し悪くしてしまう手です。

そうなると「ラッキー」ということでそれからどんどん攻め込んで形勢を逆転していきます。

しかし、羽生善治さんは少し違うんですね。

羽生善治さんの場合は、相手が「疑問手」を打つと、喜ぶどころかため息を漏らしてしまうそうなんです。

羽生善治さんと勝負し負けた棋士がこう語っています。

「勝負の終盤、少し自信のない手を指してしまったことがあるんです。 そうすると羽生さんは、ふーうってため息をついたんです。これたまらないんです。本当落ち込んでしまいます。」

と語られているんですね。

勝負師なら喜ぶところなのですが、羽生善治さん自身が私は勝負師ではないと主張しているというのもわかるような気がします。

羽生善治の将棋!

格闘技などでよく聞くセリフがあります。

「敵の心を折ること。そうしなければ相手は再び立ち上がってくる。」

格闘技では、心をおられてしまうと立ち上がれないものです。

負けを認めてしまうということです。

将棋の世界でも投了という 「負けました」というものがあります。

まだ積んでいないのに、負けを認めるということ。

羽生善治さんと対局し、終盤形成的に逆転できそうにないと感じ、相手も羽生さんということで「負けました」と相手が頭を下げます。

そうすると、 羽生さんは勝利するのですが決して喜ぶことはないそうです。

逆に、まだ手はあるかもしれないのにその時点で諦めてしまうその行為に対して強い怒りを表すんです。

不思議ですね。

羽生善治さんは、敵の懐に踏み込んで相手の得意とする先方の中で戦い、相手がミスするとがっかりし、心が折れた相手には怒りを現します。

そう、 羽生善治さんは勝負に勝つとかそういったものではなく、ただ純粋に将棋を楽しんでいると考えて良いと思います。

ある棋士のかたは、

「羽生さんは、強い相手がいれば対局料が100円だって指しますよ。いや、お金を払ってでも指すんじゃないでしょうか」

相手が強ければ強いほど喜んで将棋を指す。

どこかの漫画の主人公のようですね。

まとめ

  • 羽生善治の凄さとは、他の天才プロ棋士でも全く読めないほどの手を指す、野性的な勘であり「羽生マジック」とも呼ばれている。
  • 羽生善治の凄さをわかりやすく野球で例えてみると、選手で言えば「イチロー」に相当する天才。相手のエラーなどの「ラッキー」は必要なく、あくまでお互いが全力で集中した勝負で勝利することに貪欲である。
  • 羽生善治の将棋は、常に全力で、相手がミスするとがっかりし、投了し負けを認めると怒る。相手が強ければ強いほど喜び将棋を心の底から楽しんでいるようです。

今回は羽生善治さんの将棋について、経歴やタイトルなどの難しい言葉を除きお伝えさせていただきました。

少しわかりづらいところなどがあれば申し訳ありません。

羽生善治さんは現在52歳です。

若いころのような強さというのは、少し衰えているようですがこれも歳のせいではないかとも言われています。

それでも、これまでの経歴はなかなか破られることはないでしょう。

まだまだこれからの活躍も期待したいと思います。

また、指導する立場としても羽生2世3世と、若い世代が育ってくると面白くなりそうですね!

ありがとうございました。

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